
うちの子に薬を飲ませるなんて、大丈夫かな・・・
もし、お子さんのことで悩んでいて、病院で「薬」という選択肢を提案されたら、そう不安に感じるのはごく自然なことです。
「できることなら薬は使いたくない」って思う気持ち、すごくよくわかります。
その一方で、「薬を飲んだら発達障害が治るんでしょ?」なんて、安易に考えている人もいるかもしれません。
お子さんにとっての「薬」について、いろんな情報があふれている今だからこそ、私たち親が正しい知識を持つことが大切だと思うんです。
今回は、発達障害における薬の役割について、実際に薬と向き合った私の経験も交えながら、一緒にその意味を考えていきましょう。
薬が処方される本当の意味
まず、一番大切なこと。発達障害を根本から「治す」薬は、残念ながら今のところ存在しません。
発達障害は、病気というよりは生まれつきの脳の特性です。
だから、薬で「治す」という考え方は、ちょっと違うんです。
では、なぜ薬が処方されるのでしょう?
それは、発達障害の特性からくる「二次的な困りごと」を和らげるために使われるからです。
例えば、
- 眠れない
- すごく不安になる
- イライラする
- じっとしていられない
といった症状を落ち着かせることで、お子さんが本来持っている力を発揮しやすくなるように、薬がそっとサポートしてくれるのです。
例えるなら、近視の人が眼鏡をかけるのに似ています。
眼鏡をかけたからといって近視が治るわけではありませんが、視界がクリアになって生活がぐっと楽になりますよね。
発達障害における薬も、そのように「生きづらさを和らげるためのツール」だと考えてみてください。
薬は「悪」じゃない。薬に救われた私の体験談。
私自身、以前は子どもの眠りのことで大きな悩みを抱えていました。
娘は、とにかく寝ない子でした。
寝かしつけに2時間3時間はかかり、寝ても1時間程度で起きてしまう。
色々な方法を試したものの改善せず、最終的に医師からメラトベルという薬を提案されました。
最初は、

え、こんな小さい子に薬なんて使っていいの?何か悪い影響はでないの?副作用は?
なんていろんな考えがめぐりましたが、それは担当医師としっかり話し合いをし、私の中で疑問点が解消された段階で服用を開始しました。
その結果、その不安は薬を飲み始めてすぐに軽くなりました。
- 寝つきがびっくりするほど早くなった
- 夜中にぐっすり眠れるようになった
- 日中のイライラが減って、ご機嫌な時間が増えた
薬のおかげで、子どもの睡眠の質が劇的に改善され、落ち着いて生活できるようになったんです。
これは、薬だけで解決したわけではありません。
睡眠が安定したことで、子どもは眠くてグズグズしたり怒ったりすることがなくなり、私も睡眠時間が確保できたことで体力的にも精神的にも余裕が生まれたんです。
この経験から、私は「薬は決して悪者ではないんだな」と心から思うようになりました。
薬は、お子さんの困りごとを和らげ、結果的に家族みんなが笑顔で過ごせる時間を取り戻してくれる、大切な選択肢の一つになり得るのです。
薬の選択は、医師と一緒に考える大切なステップ
発達障害の薬には、いろいろな種類があります。
- ADHD(注意欠如・多動症)の症状を和らげる薬
- 不安や不眠の症状を和らげる薬
など、お子さんの特性や困りごとに合わせて、適切なものが処方されます。
そして、一番大切なのは、薬を使うかどうかは必ず専門のお医者さんと相談して決めることです。
薬にはこれまで書いてきたように良い面もありますが、副作用のリスクもゼロではありません。
お医者さんは、お子さんの体重や症状・心と体の状態をしっかり見て、一人ひとりに合った薬と量を慎重に判断してくれます。
気になることや不安なことがあれば、どんどんお医者さんに確認しましょう。
お子さんのより良い未来のために、医師とともに一番いい方法を探すことが大切です。
その子らしさを輝かせるために
発達障害における薬は、病気を治すものではありません。
薬は、お子さんが抱える二次的な困りごとを和らげ、自分らしい力を発揮するためのサポートツールです。
薬を飲ませることに抵抗を感じる気持ちは、本当に自然なことです。
でも、薬によって生活が安定しお子さんの笑顔が増えるなら、それは決して「悪」ではないんです。
お子さんの困りごとや特性と向き合う中で、もし薬という選択肢が示されたら、どうか怖がらずにお医者さんと一緒に一歩ずつ、お子さんの未来のために考えてみてください。

我が家では、メラトベル以外にも3種類の漢方も試しています。後日また記事にしますね!



