レディネスとは?発達支援で大切にしたい考え方

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レディネス

「もうこの年齢なのに」

「周りの子はできているのに」

発達が気になる子を育てていると、どうしても比べてしまったり、焦ってしまう場面があります。

でも、できない理由が、努力不足ややる気の問題ではなく、

まだ“準備が整っていないだけ”

だとしたらどうでしょうか。

発達支援の現場でよく使われる「レディネス」という考え方は、そんな親の気持ちを少し軽くしてくれる視点だと思っています。

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大人に置き換えると分かりやすいレディネスの話

大人だって、いきなり「パソコンでホームページを作って」と言われたらできません。

電源の入れ方
マウスの使い方
文字入力の方法

そうした前提となる力を知らなければ、とてもじゃないけれど作れないはずです。

子どもも同じで、周りができているからといって、同じことを求められても、その前の土台が育っていなければできません。

この「土台が整っているかどうか」が、レディネスです。

作業療法で見た「けんけんぱ」の場面

作業療法に通っていたとき、ある保護者の方が先生にこうお願いしていました。

「けんけんぱができるようにしてほしいんです。
クラスにできる子がいて…
うちの子だけできないのが恥ずかしくて」

すると作業療法の先生は、こんなふうに答えていました。

「その前に、まずは両足で前に跳べないといけませんからね」

それはレディネスですか?

はい、まさにレディネスです。

けんけんぱには、

片足支持
バランス
体幹
リズム感

など、いくつもの前提が必要です。

先生が見ていたのは「けんけんぱができるか」ではなく、

その動きを成立させる準備が整っているか

できないのは、まだその段階に来ていないだけなのです。

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情緒面のレディネスに気づいた、娘のエピソード

レディネスは、身体や認知だけでなく、情緒面にもあります。

娘は、メルちゃん(お世話人形)で遊び始めるのがとても遅い子でした。

私自身は、「優しい心を育ててほしい」と思って2歳の頃に買いましたが、まったく遊びませんでした。

管理人
管理人

ネットで調べると、周りは2歳くらいから遊んでるみたいなんです・・・

5歳になって、突然始まったお世話遊び

ところが5歳になった頃、娘は突然、

話しかけたり
抱っこしたり
寝かせたり

と、お世話遊びを始めました。

そのとき私は、

管理人
管理人

あ、そうか。

今が娘にとって「お世話が楽しい時期」なんだ。


と感じました。

2歳の頃は、まだその心の準備が整っていなかっただけ。

周りより遅くても、そのタイミングが娘にとってちょうどいい時期だったのだと思います。

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レディネスは、待つことで育つこともある

レディネスは、無理に引き上げるものではありません。

生活や遊びの中で、その子のタイミングで、少しずつ育っていくものです。

「今できない」=「この先もできない」ではありません。

準備が整えば、子どもは自然に次の段階へ進んでいきます。

焦らなくていい、という視点を持つために

発達支援は、できるようにさせることが目的ではなく、その子の今を正しく見ることだと思っています。

レディネスという考え方が、少しでも親の気持ちを軽くし、「待つ」という選択を支えてくれたらうれしいです。

管理人
管理人

できるようになって欲しいという気持ちは、愛情のあかし。

子供が楽しくできるようになる、そのタイミングをしっかり見極めていきたいですね!