
もしかして、うちの子は発達障害なのかな?
そう思ってインターネットで検索を始めると、「発達障害は男性に多い」という記事を目にする機会が少なくないかもしれません。

私も実際目にしました。
でも、うちの子は女の子なんです。
なんとなく違和感・・・
実は、この「男女差」には、発達障害の特性の見え方の違いが大きく関係していると言われています。
では、なぜ女の子の特性が見過ごされがちなのか調べてみました。
本当は男女差は大きくない?表面化しやすさの違い
「発達障害は男性に多い」という認識は、実は
という実態を反映している可能性が高いと考えられています。
近年、発達障害の専門家や研究者からは、実際の男女比は統計上の数字よりももっと差が小さい、あるいは同程度なのではないかという指摘が増えています。
なぜ、男女で特性の「見え方」に違いが出るのでしょうか。
そこには、女性に特有の「カモフラージュ」という特性が深く関係していると言われています。
「カモフラージュ」とは、周囲に合わせて特性を隠そうとする無意識の努力
カモフラージュとは、周囲の人の言動や行動を熱心に観察しそれを真似ることで、発達障害の特性を隠そうとする無意識の努力のことです。
例えば、ASD(自閉スペクトラム症)の特性を持つ場合、本来は人との会話が苦手でも、一生懸命に相手の表情や仕草を真似て、スムーズな会話をしているように見せようとすることがあります。
女性は、幼い頃から
「みんなと仲良くする」
「周りの空気を読む」
といった、社会的な調和を保つ役割を期待されることが多いため、この「カモフラージュ」のスキルが発達しやすいと考えられています。
結果として、表面上は周囲に溶け込んでいるように見えて困りごとが目立たないため、周囲も「この子は困っている」という認識を持ちにくくなってしまうのです。

みんなと外れるのがなんとなく怖い・・・
そんな感覚が私にもありました
見過ごされた特性が、内面の苦しさにつながることも
カモフラージュは、一時的には社会生活を円滑に進める上で役立つこともあります。
しかし、常に「本当の自分」を隠して周囲に合わせて努力し続けることは、本人に大きな負担をかけます。
自己肯定感の低下
「自分は本当はできないのに、みんなをだましているみたい」という感覚に陥り、自己肯定感が下がってしまうことがあります。

確かに、本当の自分を自分で否定してしまっている気持ちになるかもしれません・・・
内面の苦しさ
内面にストレスや不安を溜め込みやすく、うつや適応障害などの二次障害につながってしまうリスクも指摘されています。
このように、女性の場合は特性が内面化されやすいため、周囲からは
「おとなしい子」
「内気な子」
と捉えられ、本当の困りごとがなかなか理解されないまま苦労を抱え込んでしまうケースが少なくありません。
性別にとらわれず、お子さん一人ひとりの「個性」に目を向ける
今回は、発達障害における男女差の背景についてお伝えしました。
「発達障害は男性に多い」という通説は、あくまで「表面化しやすさ」の違いによるものと捉えることが大切です。
性別にかかわらず、すべての子どもたちに、それぞれの個性や発達の特性があります。
もし、お子さんの発達について気になることがあれば、
「男の子だから」
「女の子だから」
といった性別にとらわれるのではなく、
その子自身の言動や行動をよく観察し、専門家に相談してみてください。
専門家に相談することで、お子さん一人一人の特性や「今」必要な支援にたどり着くことができるかもしれません。
お子さん一人ひとりの特性を理解しその子に合った適切なサポートをすることは、性別を問わずすべての子どもたちが自分らしくのびのびと成長していくための、何よりの土台となるはずです。

ネットでいろいろ見ていると、親の「フィルター」がかかりがちです。
適切な第三者に相談することで、見えなかったものに気づくきっかけになることもあります。



