子どもが失敗したとき、すぐに立ち直れない姿を見ると、不安になりますよね。

このままで大丈夫かな

気持ちの切り替えが苦手なのでは?
そんなときに出てくる言葉が、レジリエンスです。
でも、レジリエンスとは何かと聞かれると、実ははっきり説明できない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
レジリエンスとは何か、
そして子どもの立ち直る力をどう育てていくのかを、できるだけわかりやすく解説します。
レジリエンスとは?意味をやさしく解説
レジリエンスとは「失敗しない力」ではありません。
もともとは物理用語で、「元に戻る力」「しなやかさ」という意味があります。
心理学では、
のことを指します。
つまり、
“傷つかない強さ”ではなく、“戻ってこられる力”です。
レジリエンスが低いとどうなる?
レジリエンスが育ちにくいと、
といった状態になりやすくなります。
発達に凸凹がある子は特に、「できない経験」が積み重なりやすい環境にいます。
だからこそ、できるようにする前に、立ち直る力が必要なのです。
レジリエンスは生まれつきではない
「この子はメンタルが弱い」
そう思ってしまうこともあるかもしれません。
でもレジリエンスは、性格で決まるものではありません。
育ちます。
レジリエンスが育つ土台は主に3つあります。
① 安心できる大人の存在
失敗しても関係が壊れないと分かっていること。
これが最大の土台です。
② 失敗+回復の経験
失敗だけでは育ちません。
「失敗 → 受け止められる → 戻る」
この回復体験が必要です。
③ 感情を言葉にできること
悔しい
悲しい
ムカつく
それを否定されずに出せる環境が、回復を早めます。
レジリエンスは「すぐ立ち直る力」ではない
ここは誤解が多いところです。
レジリエンスがある子=すぐ切り替えられる子
ではありません。
泣くこともあります。
怒ることもあります。
でも、時間をかけて戻ってこられる。
それがレジリエンスです。
発達に凸凹がある子とレジリエンス
発達に凸凹がある子は、
環境にいます。
だからこそ必要なのは、
できないを減らすことより
折れない土台をつくること。
今日からできる関わり方5つ
1. できている部分を先に見る
否定より先に肯定。
2. 方法を変えてみる
クレヨンが難しいなら、色鉛筆。
消せるペンでもいい。
続けられる形を探すことは甘やかしではありません。
3. 感情を否定しない
「そんなことで泣かないの」はNG。
4. 親も失敗する姿を見せる
やり直す姿がモデルになります。
5. 結果より回復を褒める
「もう一回やろうとしたね」
そこが大事です。
よくある誤解
レジリエンスは、
安心の上に育つものです。
まとめ
レジリエンスとは、
失敗しても
時間をかけてでも
また戻ってこられる力。
すぐ立ち直れなくてもいい。
そのとき受け止めてもらえた経験は、
あとから効いてきます。
できるようにすることより、
折れにくくすること。
それが、子どもの長い人生を支える力になると、私は思っています。
▶レジリエンスについて、もう少しやさしく整理した記事はこちらです。
▶失敗との向き合い方については、こちらで具体例を書いています。
▶「折れにくくする」という視点を深掘りした記事はこちら。



