子どもが失敗を怖がって、
そんな様子を見て、

このままで大丈夫かな…
と感じている方は、少なくないのではないでしょうか。
私自身も、子育ての中でそう感じた時期がありました。
私は専門家ではありませんが、実際に感じてきたことや学んできたことをもとに、できるだけ整理してお伝えしていきます。
失敗を怖がる子どもはどんな様子?
まず、よく見られる行動をいくつか挙げてみます。
やる前から避ける
「どうせできない」
「無理」
と言って、そもそも挑戦しようとしない。
やり始める前から結果を恐れているような様子です。
間違えることを強く嫌がる
ほんの少しのミスでも大きく落ち込んだり、怒り出したりする。
完璧でないと許せない、という感覚が強いように見えます。
途中でやめてしまう
始めてはみたものの、思い通りにいかないとすぐに手を止めてしまう。
「もうやらない」とシャットダウンしてしまうこともあります。
どうして失敗を怖がるの?
理由はひとつではありませんが、よく見られる背景としては次のようなものがあります。
成功体験がまだ少ない
やってみたらうまくいった
という経験が積み重なっていないと、「また失敗するかもしれない」という不安が先に立ちやすくなります。
完璧にやりたい気持ちが強い
「うまくやりたい」
「恥ずかしい思いをしたくない」
という気持ちが、行動にブレーキをかけることがあります。
真剣だからこそ、ともいえます。
周りの目が気になる
年齢が上がるにつれて、「どう見られるか」が気になり始め、
失敗することへの抵抗感が増すことがあります。
どれも、その子なりに一生懸命考えている姿の裏返しです。
これは珍しいことではありません
失敗を怖がる時期は、成長の過程で多くの子が経験することです。
「うちの子だけ…」
と心配になることもあるかもしれませんが、
まずは少し落ち着いて見ていただいて大丈夫です。
親としてどう関わればいい?
日常の中でできることを、順を追って考えてみます。
まず、気持ちに寄り添う
失敗した直後に
「また挑戦してみよう」
「大丈夫だよ」
と声をかけたくなるのは自然なことです。
ただ、タイミングによってはプレッシャーに感じてしまうこともあります。
まず先にやるべきことは、「気持ちを受け止めること」です。
「悔しかったね」
「うまくいかなくて嫌だったね」
それだけで十分なことも多くあります。
励ますのはその後でいい、という順番を意識してみてください。
小さな成功体験をつくる
「できた」という感覚は、次への一歩につながります。
いきなり全部やらせる必要はありません。
最初の一歩だけ
一番簡単な部分だけ
と入り口を小さくすることで、
「やれた」という経験を少しずつ積み重ねていくことができます。
失敗を重くしすぎない空気
失敗したときの周りの反応は、子どもがその経験をどう受け取るかに影響します。
「そういうこともあるよね」
「次やってみれば分かるよ」
くらいの、軽すぎず重すぎない空気感が、案外大切だったりします。
失敗の”重さ”は、周りがつくっている部分もあります。
「今」できないといけない?
少し視点を変えてみたいのですが、
「今できるようにさせなければ」
と焦っているとしたら、一度立ち止まってみてもいいかもしれません。
もしかすると、
その挑戦に必要な土台がまだ整っていないだけ、
ということがあります。
順番として「今ではない」という場合もあります。
焦って押し進めるよりも、
「今その子に必要なことは何か」
を考えてみることが、遠回りのようで近道になることもあります。
気になる場合は、相談もひとつの手段です
どう対応したらいいか分からないという場合は、
学校の先生や地域の相談窓口に話してみることも選択肢のひとつです。
相談=大ごと、ではありません。
少し話してみるだけで、見え方が変わることもありますし、具体的なアドバイスをもらえることもあります。
素人判断で抱え込まず、必要に応じて専門家に頼ることは、とても大切な選択だと思っています。
親の気持ちも、大切にしてください

早くできるようになってほしい

周りと比べると、どうしても気になってしまう
という気持ちは、あって当然のものです。
ただ、その気持ちがそのまま子どもに向かうと、
「失敗してはいけない」というプレッシャーを知らず知らずのうちに与えてしまう
ことがあります。
親自身の不安と、
子どもの状態は、
少し切り離して考えられると、関わり方が楽になってくることがあります。
大切なのは「また挑戦できる状態」をつくること
失敗を怖がる子どもに対して、「できるようにすること」だけを目標にすると、親も子も苦しくなりやすいです。
それよりも、
「その子がそのことを嫌いにならずにいられるか」
「またやってみようと思える状態でいられるか」
——そこを大切にしていただきたいと思います。
チャンスは一度ではありません。
嫌いにさえならなければ、また向き合える日は必ず来ます。
あわせて読みたい記事
▶ 失敗を怖がる子どもに必要な「立ち直る力(レジリエンス)」とは
▶ できない理由は性格じゃない?子どもの”土台”の考え方
(記事執筆中です)
どちらも、今回の内容とつながる視点です。
まとめ
失敗を怖がる姿は、一見すると消極的に映るかもしれません。
でもその背景には、
「うまくやりたい」
「失敗したくない」
というその子なりの一生懸命さがあります。
無理に変えようとするのではなく、どうすれば安心して挑戦できるか。
そこに目を向けることで、見え方も関わり方も、少し変わってくるかもしれません。

子どもがそのことを嫌いにならなければ、
また挑戦するチャンスは、何度でもやってきます。


